次の目標に向かって Ｆ　Ｂ　　櫻田健次郎

　熊惑クラブのレクレーション、皆野町のシンボル男岳・女岳の山歩きで、背負子に背負って歩いた娘も高校を卒業する年になり、わが熊惑人生も１７年、この内１０年は、熊谷少年ラグビースクールとのかけもちで、毎日曜日の荒川ラグビー場通いであったが、今振り返ってみると長く続いたというよりも、アッというまの１７年の思いがつよい。
　菅平で行われた、関東クラブチームの交流試合における田圃のようにぬかるむグランドでの飯田ドンキーズとの試合、ラグビーボールが、全然バウンドしない雪上での武惑との試合など忘れられない試合もさることながら、試合や遠征のたびに酒席の話題を提供してくれる愉快な仲間に恵まれた事が、これまで楽しくラグビーを続けてきた理由の一つではないかと思います。
　不惑のラグビーは、チャンピオンシップを争うものではなく、ラグビーキチの仲間が交流試合を通じて、心地好い汗を流し、旨い酒を酌み交わし、雑談に花を咲かせるスポーツ本来の楽しみを満足させてくれるもので、熊惑クラブは、私にとつて生活の一部であり、人生の潤滑油になっている次第です。
　熊惑クラブも創立２０周年を向かえて、会員も創立当時からの人達、途中からの人達と多士済々ですが、赤パンツでグランドに立つ人はまだいないので、赤パンツで走り回れる日を夢見て荒川グランド通いを続けたいと思います。
こぼればなし
　男岳(５９２ｍ)・女岳(６３５ｍ)の山歩きは、野上駅より出牛峠(３００ｍ)を経由するコースをとったが、野上駅をでて国道１４０号(秩父街道)脇の店で食料品等を購入した。この時、一瀬さんの「店はここが最後、下山するまでない」との言葉を信じ、船津さんはサッポロジャイアンツ４本購入し歩き出した。無事、出牛峠を越え男岳・女岳の登山口に着くとそこには立派な酒店がありサッポロジャイアンツも売っているではありませんか！
　約１時間の無駄骨とも言える重いビール運び、おかげで頂上では美味いビールが頂けました。
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