房惑ｸﾗﾌﾞ会報(第6号) 現役時代の思い出/ｷｽﾞｰﾁ遠征を振り返って 菅原　修(赤)


　私はＳ３７年３月三菱製鋼㈱入社、東京ラグビー部に未経験で入部した。ポジションはプロップに専属、基本体力、プレイの育成をテーマに週２回会社の体育館に宿泊、早朝５～７時に練習。毎年８月に４泊５日、本栖菅平で夏合宿を実施。入部1年後にチームの戦力となり、関東全三菱トーナメント、関東社会人リーグ戦で３部２部優勝。Ｓ４８年３月、日野自動車との入替戦で念願の１部昇格を決め、３１歳で現役を引退した。Ｈ１１年９月、全三菱グループキャタピラ三菱ラガーマン井上和信さん(Ｈ１９年２月心不全で他界)の紹介で房惑クラブチームに入部。以降公式定期戦でラグビーを楽しませていただいております。井上さんには心から感謝すると共に、ご冥福をお祈り申し上げます。
　さて、３月２３日キズーチの武惑戦、私は初めての遠征に参加させて頂きました。３月１５日全三菱東西対抗戦で左足怪我による不安と期待を抱えマイクロバスに乗り込み、柏駅西口９時３０分出発。木津内グランドに１１時頃到着。当日は好天に恵まれ周囲の環境の良いグランドで１２時キックオフで、紺白チームスタート。続いて黄赤チーム１５分×２で試合に望んだ。前後半シーソーゲームを展開。終了時間１分前、私の劇的な逆転トライで喜びも一瞬。油断と安心感で相手チームにトライを奪われ結局２３対２５、１ゴール差で涙をのんだ。試合後のミーティング、帰りのバスの席上でオイシイお酒をくみ交わしながら、試合状況を本音で語り合い、柏駅で解散した。房惑クラブチームで今年ラグビー１０年目を迎え、今後も　ＯＮＥ　ＦＯＲ　ＡＬＬ，ＡＬＬ　ＦＯＲ　ＯＮＥをテーマに基本に忠実に怪我をしない。勝つラグビーを楽しんでいきたいと思っています。
　私には良い出会いがあり、心身ともに打ち込めたラグビーは人生そのものです。