2010年2月発行　房惑クラブ会報（第10号）
熊惑戦によせて 黒パン　佐藤和美

　「あい！熊谷の試合は、ドライバーはシゲで和美が乗って行け」・・大御所様からの指令を頂き、いつもの様にシゲ君と事前調整の末、平成２１年１０月４日の日曜日、大安吉日快晴のラグビー日和に上本郷のレンタカー屋に向かった。レンタカー屋のお姉さま店員は、いつものマイクロバスを用意してくれた。いつもの事だが、バス移動組は時間内に全員乗車してくれるか心配になる。いつだったか集合時間前に出発し、笠井大先輩を残して出発した苦い経験を思い出し、今日は無礼のないようにと思いつつ、帰路の祝杯準備を思慮しながら助手席に座った。今日は安全運転と勝利の美酒で乾杯するぞ！と意気込んで松戸駅西口集合場所へバスを走らせた。
　到着して一人二人と乗車しているうち、大田黒主将がインフルエンザにより不参加の連絡が入った。
　インフルエンザ蔓延の状況下で、不参加者が1名だった事は幸いなことと思いつつ、全員乗車を確認し熊谷の地にむかって出発した。
　車内では主将不参加を聞いて、二日酔い気味の藤川選手がイキイキと蘇生し、今日の波乱を予感しながらパーキングでオシッコタイム。毎回バス遠征の休憩時に、ドライバーのシゲ君とナビの僕に、飲み物を必ず差し入れ下さる大先輩の方々、この紙面をお借りしまして厚くお礼申しあげます。
　さて、熊惑クラブとの戦績は良好で、負けた試合が殆どなかったと僕は記憶している。今回も黄赤が１７対１７のドロー、紺白はバスでの波乱が的中し、大田黒主将の不在をバネに「藤川選手」が大暴れ、独走トラーイ！帰りの酒の肴になりました。
　この試合では新入部員の「今井選手」も活躍し３１対１０で勝利した。
　試合後は河川敷の自然の中で美味しい鍋をいただき、熊惑クラブの皆様に感謝しての帰り道、「酒」の看板で一時停車、たっぷり仕入れて出発する。いつものパターンながら、房惑クラブの諸先輩は良く飲みます。もちろん松戸到着後「３次会」は確実で、今日の疲れと明日の英気を養うためと思えば体の心配は無用のようだ。
　バス遠征の珍道中は色々あるが、毎回しっかりと運転してくれるシゲ君が居ればこその遠征です。
　シゲ君！いつもドライバーだから飲めずに申し訳ない。今度は僕がドライバーになるからネ・・・・。