| 「始まりと思うのも自分。もう終わりと思うのも自分」 |
会社をリストラされたり、定年になったりすると「これで、もう終わりだ」と、意気消沈してしまう人がいる。こういうタイプの人は、自分で自分のことをダメだと決めつけてしまうので、精神的にもダウンして しまうのだ。しかし、自分を取り巻く環境の変化をチャンスとして捉えるなら、その人は自分自身で新たな未来を開拓していくことができるだろう。われわれは、「もう駄目だ」と思った瞬間に駄目になるものであり、「まだまだいくらでも可能性がある」と考えることによって、新たな知恵も気力も湧いてくる。自分の殻の中に閉じこもってしまうと、そこからの発展や飛躍は期待できないが、殻を破ろうとして、頭を使い体を動かし続けていると、新たな希望が見えてくる。 もともと、「人生は七転び八起き」なのだ。一回つまずいたり転んだりしたところで、それでおしまいと いうわけではない。それは、新しい人生の始まりにすぎない。 |
−フェデリコ・フェリーニ（イタリアの映画監督）ー |