熊惑クラブ会員　各位 平成17年4月24日
熊惑クラブ創立30周年記念
実行事務局
創立３０周年記念開催にあたって
　　４月１０日、第１回創立３０周年記念実行委員会の会議を開催しました。
席上、３０周年記念の行事を開く意義について意見が出されました。
「ナゼ、ワザワザ時間と労力とお金をかけてやらねばならないのか、タダ３０年が過ぎたから慣性的にやるのでは納得できない。コノヘンがハッキリしないから、イツモ皆の参加意識がウスクなり一部の人達が騒ぐだけで、全員で盛上げようというコトにならない。」(談　隈部)
しかし静かに考えてみると、中高年の社会人の集団が３０年間ただラグビーというスポーツを仲間と一緒に楽しむためにクラブを組織し運営を継続してきたということは、結構すごいことではないのか。元来人間はわがままに出来上がっており、自己主張・対立・分裂・解体というのが一般的組織の定番コースです。にもかかわらず、３０周年を迎えることができるのは全会員が皆超個人的であっても、ラグビーを愛し、わがままをいわず、真面目にそして紳士的にクラブ運営に参加し大切にしてきた結果だと断言できます。
　　先日、対戦していた生涯スポーツの実践と啓蒙を目的とする、不惑ラグビーの老舗チームのウィングがゲーム中にライン外の味方に突然殴りかかった。Ｗ杯にでるわけでもあるまいに、たった一言で切れた。青二才の若造でもあるまいに、組織を支配する勝利至上主義の醜態。我々は良識に満ち溢れた大人の社会人として、勝利だけを目的とするラグビークラブは望まない。我々がチームを強化しハードなゲームをめざすのはラグビーにおいてはそれが遠来のラグビー仲間に対する当然の礼儀であり、そのことこそがラグビーを楽しむことだと全員が共通に理解してきたからです。
　　このような熊惑クラブのラグビーに対する姿勢に深く共感し、長年にわたって定期戦を組んで対戦を楽しみにして下さる各チームのためにも、我々の総力をあげて３０周年記念を成功させ、私たちの光り輝く存在を高らかに誇示したいと考えます。
ところで、まだ試算段階ですが、予算的には結構な金額になりそうな予感です。当然これから予算削減のテポドン発射ですが、全会員の知恵と情報と体力と資金の提供をお願いすることになると思います。事務局からも極力情報を逐一広報いたしますので事情ご理解のうえ、気持ちよくご協力下さいますようお願いいたします。