第25回関東甲信越ﾗｸﾞﾋﾞｰﾌｯﾄﾎﾞｰﾙ不惑大会　神奈川大会　大会誌
第２５回関東甲信越不惑大会に寄せて
神奈川県知事　松沢成文

　第25回関東甲信越不惑ラグビーフットボール大会が大変多くの皆様がご参加のもと、盛大に開催されますことを心よりお祝い申し上げます。また、本大会が２５回という節目を迎えられ、その記念すべき大会が神奈川県にて開催されますことを私も知事として、またラグビー経験者としてとても嬉しく思っております。皆様のご来県を心より歓迎申し上げます。
　現在は個の時代であると言われておりますが、私は現代人に最も欠けているのは集団生活の経験であると考えています。拝金主義的な経済活動や青少年世代のいじめ問題や残虐な事件の多発など他人のことを省みない利己的な犯罪が連日報道されておりますが、とりわけ協調性が要求されるスポーツを通じて、忍耐強く我慢して他人と協力することの大切さをあらためて再認識することが今日に強く求められているのではないでしょうか。
　神奈川県では「スポーツのあるまち・くらしづくり」を基本理念として、いつでも、どこでも、だれでも、いつまでもスポーツに親しむことのできる社会実現の振興指針「アクティブかながわ・スポーツビジョン」を掲げ、県民の健康増進や生涯スポーツ社会の実現に力を注いでおります。そのようななか、長年ラグビーを愛されてきた不惑ラガーの皆様方のご活動が持つ意義は非常に重要であると私は考えております。どうかご健康に留意されながら、生涯スポーツとしてラグビーの普及に努めてくださることを大いに期待しております。
　最後に、本大会開催にご尽力された関係各位に深く敬意を表するとともに、参加される選手の皆様方の更なるご活躍をお祈り申し上げ、歓迎のあいさつといたします。
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