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2011年6月24日 厚生労働省 |
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2010年の熱中症による死者が1718人(過去最多を記録)、過去の最多は07年の904人で、約2倍に達した。年齢別では、６５歳以上が1362人(全体の79.3％)で、場所別では家の中や庭が783人(同45.6％)、男は920人、女798人、都道府県別では東京が272人と最多、大阪139人、埼玉124人と続いた。最も少なかったのは沖縄の4人で、次いで長崎・大分が各7人「昨年は猛暑だったことが原因とみられる。今年は原発事故の影響で節電が叫ばれているが、気温や湿度が高い日は無理に我慢せず、扇風機やエヤコンを使い、熱中症を防いでほしい」と話している。 |
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ラグビー選手の競技力への影響 |
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競技力向上 |
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・心理面→状況判断力、集中力、注意力 |
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・技術面→ボディー・ボールのコントロールなどの調整力 |
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・体力面→全身・筋・スピード持久力、筋力、スピード、柔軟性、敏捷性、パワー |
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競技力低下 |
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過度なトレーニング、ケガ、外傷、貧血、睡眠不測、不十分な休養・栄養、海外遠征での時差、試合に対する不安、過度の緊張などのストレス |
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その他、暑さや寒さの環境条件 |
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水分摂取とパフォーマンスの向上 |
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持久力 糖質飲料＞水＞水分なし |
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糖分を含む水分摂取 |
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血糖値が一定に保たれる |
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パフォーマンスの向上 |
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運動のエネルギー源として利用 |
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疲労しにくくなる |
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運動時の精神的ストレス・自覚的強度(きつさ)の軽減 |
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体温調整 |
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体温の恒常性（ホメオスターシス） |
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人の体温はほぼ37℃になるように調整されている。
産熱(代謝によって発生する熱)と熱放射(体から逃げていく熱)のバランスによる
産熱量が熱放射量を上回ると熱が溜って体温は上昇し、逆の場合は体温は下降。 |
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こんな症状が出たら・・・ |
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軽：めまい、立ちくらみ、筋肉痛、汗がとまらない |
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中：頭痛、吐き気、身体がだるい(倦怠感)虚脱感 |
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重：意識がない、けいれん、体温が高い、呼びかけの反応・返事がおかしい、まっすぐに歩けない、走れない。 |
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熱中症の分類 |
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| 軽症 |
熱痙攣 |
大量の発汗によりナトリウムを喪失し、低ナトリウム血症になることから筋肉の興奮性が増し、痙攣を生じやすくなる。 |
| 熱失神 |
脱水および抹消血管拡張から血圧の低下が生じ失神を起こす。 |
| 中等症 |
熱疲労 |
若年者が激しい運動により、大量のナトリウムを発汗で失うことから生じることが多い。高齢者の心血管系の反応が悪い場合にも生じる。脱水と血液濃縮が見られ、37～40℃程度の体温上昇、口渇、疲労感、起立性低血圧がみられる。意識障害はない。 |
| 重症 |
熱射病 |
41℃を超える体温上昇、ショック症状、意識状態の変化、神経所見の変化などがあれば強く疑う。 |
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熱中症予防8ケ条 |
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知って防ごう熱中症 |
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■ |
体重で知ろう健康と汗の量 |
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暑いとき、無理な運動事故のもと |
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■ |
薄着ルックでさわやかに |
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急な暑さは要注意 |
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■ |
体調不良は事故のもと |
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失った水と塩分を取り戻そう |
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あわてるな、されど急ごう救急処置 |
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熱中症の予防 |
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急な暑さには |
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馴れるまでの数日間は軽い短時間の運動から始める |
| ■ |
水分の補給には |
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0.2％程度の食塩水をこまめに補給する |
| ■ |
体重減少 |
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体重の3％の水分が失われると運動能力や体温調整能力が低下する。 |
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熱中症の予防の大前提 |
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| ■運動を控える |
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■十分な水分(電解質を含むもの)の補給 |
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熱中症に陥りやすい危険要因 |
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| ■肥満 |
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■アルコール摂取 |
| ■不十分な競技会への準備 |
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■日焼けなどによる汗の分泌障害 |
| ■暑熱へ不十分な馴化 |
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■頑張り屋 |
| ■熱中症の既往 |
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■競技会1週間前の熱性疾患、風邪、下痢 |
| ■睡眠不足 |
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■利尿剤や抗うつ剤などの薬物使用 |
| ■小児(成人より発汗量が少ないため、うつ熱状態になりやすい) |
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コンディションの把握に用いる指標 |
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| ■ |
セルフチェック |
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心拍数・血圧・体温・体重
平衡機能テスト(閉眼片足立ちテストなど)
自覚的コンディション(体調、疲労、睡眠状況など)
トレーニング内容(強度、量、時間など)
Profile of Mood States(POMS) |
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コーチや指導者によるチェック |
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負荷テスト 一定の負荷テストにおける心拍数や血圧などの反応 |
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簡便なもの 練習前後の体重測定 |
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熱中症予防のための運動指針
環境気温の評価法としてのＷＢＧＴ |
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| ＷＢＧＴ（℃） |
湿球温（℃) |
乾球温（℃） |
- |
| 31以上 |
27以上 |
35以上 |
運動は原則中止 |
| 28-31 |
24-27 |
31-35 |
厳重警戒(激しい運動は中止) |
| 25-28 |
21-24 |
28-31 |
警戒(積極的に休息) |
| 21-25 |
18-21 |
24-28 |
注意(積極的に水分補給) |
| 21以下 |
18以下 |
24以下 |
ほぼ安全(適宜水分補給) |
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ＷＢＧＴ＝0.7ＷＢＴ+0.2ＢＧＴ+0.1ＤＢＴ |
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ＷＢＧＴ（湿球黒球温度計） |
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ＷＢＴ（湿球温度） |
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ＢＧＴ（黒球温度） |
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ＤＢＴ（乾球温度） |
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合宿における留意事項 |
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| 温度 |
湿度 |
練習 |
| 27℃ |
70％以下 |
とくに予防処置不要・実施可能 |
| 27～32℃ |
70％ |
熱ストレスの徴候を慎重に見守りながら実施 |
| 70％以上 |
中止、または練習時間・練習内容を変更して慎重に実施 |
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熱中症の初期症状 |
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| ■胸部・上腕部の立毛(とりはだ) |
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■皮膚乾燥 |
| ■悪寒(さむけ) |
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■強度の倦怠感・疲労感 |
| ■頭部の拍動性圧迫感(ずきずき感) |
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■あくび |
| ■嘔気 |
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■体温上昇 |
| ■歩行失調 |
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■意識混濁 |
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熱中症の救急処置 |
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最も注意すべき点①体温②意識状態 |
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熱中症の救急処置 |
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意識の状態 |
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軽い意識障害①意識はあるが応答が鈍い②言動がおかしい |
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少しでもおかしいと思ったら、処置をする |
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熱中症の救急処置 |
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処置は①涼しい場所に運ぶ②衣服をゆるめる③足を高くして寝かせる④水分の補給・身体を冷やす |
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軽い場合は回復する。 |