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野球界に「野球頭」という選手評がある。ピッチャーに多く、打者とのかけひき、投球術に長けた選手などをいう。江夏が「野球頭がいい」とよくいわれた。 ラグビーでも「ラグビー頭」があると思う。それを持つのは魚津不惑RFCの面々だ。試合をしていていつも感じる。パスをする際の"見事な間合い"、タックルされたときの"味のある"ダウンボールとボディコントロール、タッチラインいっぱいのところを"縫うようにする走り”などなど、見巧者をうならせる。つまり、センスとカンがいい。どれも一定のレベル以上は教えられて身につくものではない。 魚津は「ラグビーの街」だ。魚津にラグビーが誕生して6O年以上も経つ。 魚津市ラグビーフットボール協会が発足したのは地方都市レベルでは全国の草分けだった。 魚津高校、魚津工業高校はある時期、圧倒的な存在感があった。ジュニアのラグビー少年団は北陸で先駆してスタートした。また、魚津RFCは社会人の強豪だ。 こうした“土壌”に育ったからこそ、魚津不惑RFCの面々は、自然と「ラグビー頭」を持ち、プレーでそれを体現できるのだろう。弱いハズがない。試合は"きれい"だ。対戦していて気持ちがいい。 これからもお手やわらかにお願いします。 魚津不惑RFＣ創立20周年、おめでとうございます。 |
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