熊谷不惑倶楽部創立３０周年を祝して 武惑クラブ　会長　元山泰秀
　熊谷不惑倶楽部創立３０周年　おめでとうございます。
　昭和５１年から５５年の頃、埼玉県内では各地にラグビーのクラブチームが誕生しました。当時の新聞に熊谷にオーバー４０のチームが出来て、部員募集の記事があり興味を持って訪れましたが、現在と異なり県南の越谷からは非常に不便に感じました。それがきっかけで県南・県東地区にオーバー４０のチームを作ろうと思いました。浦和不惑クラブ、武里クラブ（現、春日部クラブ）、越谷クラブ等に呼びかけ、５３年の秋に「武惑クラブ」を創りました。２年遅れのスタートでした。
　熊惑クラブとの最初の試合は、荒川グランドで５４年５月でした。当時のトップチームの熊谷クラブを母体とする熊惑クラブは充実したチームで、なかなか勝してもらえず、連戦連敗が続きましたが、まともに胸を貸してくれる兄貴的存在のチームでした。
　昭和６０年の群馬惑惑倶楽部１０周年記念大会で関東甲信越不惑大会開催の提案があり、翌６１年に第１回大会が高崎市浜川グランドで行はれました。この大会は各県１チームの参加とする事で、埼玉県は熊惑クラブと武惑クラブの合同チームで参加することに決めました。更に第３回大会から持回りとなり、熊惑クラブの絶大なるご協力により、武惑クラブと共に、熊谷市荒川グランド(２面)で開催しました。又、平成３年には熊谷市に３面のラグビーグランドのある県営ラグビー場がオープンしました。名実ともにラグビータウン熊谷の誕生です。これを記念して熊惑クラブと武惑クラブが主管して第６回の関東甲信越不惑大会を開催しました。この大会から１０チームが出揃いました。
　このように熊惑クラブと武惑クラブは、時には激しく闘志を剥き出しにして戦い、ノーサイドの懇親会では楽しく美酒を汲み交わし、時には埼玉不惑の合同チームとして協力して対戦しています。特に最近は赤パンは合同チームとしての試合が多くなっています。
　２年先には、関東甲信越不惑大会の３回目の当番の予定です。お互いに連携を深め、充実した大会運営を図りましょう。又、チームとしてはお互いに厳しく切磋琢磨して精進していきたいと存じます。今後共、兄貴分のチームとしてご指導頂くとともに、熊谷不惑倶楽部がラグビータウン熊谷の軸となるシニヤチームとして、益々のご発展される事を祈念してお祝の挨拶と致します。
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