「おお、レディース、早くラインに入れ！」とグランドで声をかけてくれる、すてきな熟年ラガーマン。皆、額に脂混じりの汗を光らせ、誰よりも自分が若いつもりでグランドを走り、何よりも練習後のビールを楽しみしている熊谷不惑倶楽部。創立３０周年、本当におめでとうございます。埼玉レディース一同心から祝福いたします。
　私が、ラグビーとであったのも約10年前。某新聞の埼玉版に熊谷不惑倶楽部とスクール、さらにレディースの紹介記事がのっていたのがきっかけでした。タイトルは「熟年も女性も楽しくラグビー」だったでしょうか。高校までソフトボールを続けでいた私にとって、進学と同時にスポーツから離れ、なにかまた始めたいという気持ちのところ目に飛び込んできたのがこの記事でした。
　グランドに行ってみると女子チームとともに歓迎してくれたのが、熊谷不惑倶楽部のメンバーでした。全くラグビーの知らない私にとっては不安も強かったのですが、声をかけてくれて、ボールの扱い方、走り方、ポジショニングなど指導していただきました。
　女性と男性ではとかく筋力・体力の違いで同じようにはプレーしにくい面も多々ありますが、レディースを常に迎えいれ、とにかく一緒に練習させていただけることは、少人数しか集まらないわがチームにとってはとても感謝しているところです。
　過去には、女子の試合ともなると応援に駆けつけてくれ、女子チームの中でも人数の少ない弱小チームが、どこのチームより応援は大人数で声援の大きさは負けてなかったのを憶えています。
　現在レディースは人数も少なってしまったこともあり、熊谷不惑の一員として協会登録させてもらっており、様々な場面で熊谷不惑のご協力をいただいております。僭越ながら今後とも共同で熊谷不惑倶楽部をもりたてていければと思っております。最後に、熊谷不惑倶楽部のますますのご発展をお祈りいたしております。