熊惑創部３０周年おめでとうございます。創部期よりのメンバーは古希を向かえ年令となる計算です。私など町医師のつき合いっている７０才はほとんど年寄りばかりですが、グランドに出ると元気な親父ばかりでびっくりしてしまいます。
　昨年は、２人の仲間を失いました。前キャプテン一瀬浩壽氏、自衛隊時代の飛行機乗り、また宴会部長としての数々の逸話、一緒にゴルフをした思い出、もう一人は現役バリバリの警察官　小嶋茂樹氏　一番練習熱心で油の乗りきったところだったのに残念でなりません。御冥福をお祈りいたします。
　私も入部１５年となりました。思いおこしてみると県営熊谷ラグビー場建設のための準備委員の一人とて熊谷に通い出した頃、メンバーから誘われそれまで在籍した武惑からの転入生として迎え入れていただきました。最初の２年位は医者だという事もあり大事に扱われていたようで、試合も半分位しか出してもらえませんでしたが、徐々に春日部の飲兵衛として認められ、一兵卒として扱ってもらえるようになったようです。私が入る前は、飯田潔というアニマルドクターが選手の管理をしておりました。(まあ、動物用の薬剤でも十分に用をたしているようでした。)
　ラグビー外傷としては、重症事故はありませんでしたが、この１０年で３名のアキレス腱断裂を手術しました。１人目は大野義友(柔道整体師、柔道５段、ロック)受傷機点はメンバー御存じの通りで、紙面では語りませんが、我が診療所に連れて帰り、局所麻酔下に即日手術、ギブスを巻いて自宅に帰す(かなり荒っぽい)、２人目は福井孝俊(ニチロ漁業、センター)菅平での関東甲信越大会で受傷、３人目は前キャブテン伴竹治(フランカー)、２人とも大野君の時と同様に私の魔のメスにかけました。でも３人とも以前にも増し元気に走っているようです。
　入部時の私の目標は、赤パンツまでＲｕｇｂｙが出来ればよしと思っていましたが、昨年からついに赤パンツを穿く事になってしまいました。持病の腰痛も左下肢のシビレへと進行し、最近は練習もさぼりがち、現役もいよいよこれまでかなと、気持も萎えてきています。
　最後に一言、最近の熊惑少し元気がない、特に白パンツにはもう少しがんばってもらって、昔のように他のチームから恐がられる位になってほしい。