熊惑クラブ創立２０周年を祝して 武惑クラブ会長　元山泰秀

　熊惑クラブ創立２０周年おめでとうございます。心からお祝い申し上げます。
　20年前の朝日新聞の地方版に秋元さん等の呼び掛けでオーバーザ40の部員募集が出ていました。私も参加させて頂こうと思い連絡しましたが、当時は熊谷と越谷の距離を感じお断りしました。それから20年、熊惑クラブは地元熊谷の熟年者を中心に荒川グランドで充実したチーム作りをされました。これもスタッフは勿論のこと、部員各位の情熱と努力の賜物だと思います。
　武惑クラブも17年前に浦和不惑を中心に越谷、春日部、川越地区のオーバーザ40のメンバーで結成しました。各母体のチームと縁が切れないのと、グランドの確保が難しい等の理由で名ばかりのチームで年間の試合数はかぞえるほどしかありません。毎年秋におこなわれる関東甲信越不惑大会には熊惑クラブと共に埼玉不惑クラブとして参加させて頂いています。この点、熊惑クラブにはいろいろご迷惑をおかけしていると思います。しかし、93年の15周年を機に少しづつ若手(40代)が入ってきていますのでお互いに切磋琢磨し、又協力していきたいと思います。
　今や熊谷市は立派な県営ラグビー場があり「ラグビータウン熊谷」として国体に名を馳せています。10年後の熊惑クラブ30周年の頃には、2巡目の埼玉国体の主会場とラグビー会場が熊谷市に決定しています。現在でも部員100名を超すラグビースクールから、高校・社会人・クラブ・惑のチームまで全国の範たるチームが揃っているラグビータウンの実現が楽しみです。
　クラブチームも今や全国大会が開かれるようになり(第１回の全国クラブ大会は熊谷で開催)レベルの高い厳しいクラブから、楽しいラグビーをモットーにしているクラブや更に生涯ラグビーに情熱を注ぐ惑ラグビーまであります。この惑のクラブの活動も盛んになっています。全国では60以上惑のチームがあります。関東甲信越不惑大会も10回を数えました。
　惑のラグビーは年齢、体力に応じて自分に納得出来るゲームを行う、所謂、責任ある自己満足に徹することだと思います。年長者に敬意を表しつつ、モラルある健康的な道楽でしょう。しかし、基本的にはプレイの理念、ラグビー精神は若いクラブチームの範たるものでなければなりません。その点、熊惑クラブは若いチームともゲームを組みオープンプレイに徹し、展開ラグビーを実行されています。
　同じ埼玉県内の惑のチームとして武惑クラブも熊惑クラブを目標に追いつけ、追い越せと努力していきたいと存じます。そして必要な時には埼玉不惑クラブとして強力なチームで楽しみたいと思います。私事で恐縮ですが個人的に数多く熊惑クラブのメンバーの方々と親しくお付き合いさせて頂いています。私の大きな財産だと思っています。今後も武惑クラブ共々、変わらぬご厚情をお願い致します。
　最後になりましたが熊惑クラブがこの20周年を節目に一段と飛躍され、ラグビータウン熊谷のリーダーとして活動されます用、又会員の皆様方のご健康とご活躍を祈念いたします。
　熊惑クラブ20周年、おめでとうございます。
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