お祝いの言葉　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　 群馬惑々倶楽部　ﾌﾗﾝｶｰ　稲村義男(７３歳)
　熊惑クラブの皆さん、クラブ創立二十周年おめでとうございます。
　クラブ創立時四十歳の方たちは、六十歳になりさぞかし赤パンツの欣を味わって居ることでしょう。私も十三年前高崎高校のグラウンドで試合終了後、当時のキャプテン金子さんから赤パンツを頂きました。その時の嬉しさは、それまで味わったことのない嬉しさでした。
　私は軍隊経験者ですが、戦死された戦友ラガーメンを代表していただいたのだと心にきめ戦友達の分まで喜びました。そして熊惑の皆さんと群惑も益々盛大になり赤パンツ一色でプレーしたいものです。
　熊惑の皆さんについて殊に感銘をうけたのは、今年の九月二十三日の熊谷ラグビー場におけるラグビースクール交流試合の時でした。私が何故其処に居ったかと申しますと、私の二女夫婦が勤務の関係で籠原にいて孫が籠原のラグビースクールにお世話になって居り、当日出場するというので熊谷ラグビー場に行ったわけです。そして私は強烈なインパクトを受けました。それはその組織だった大会運営、そして何よりも埼玉県の各地から集まったチビッコラガーが真剣に闘ってるさまを見、更にそれを指導なされている各チームの先生たちのチビッコラガーにそそいでいる暖かい眼差しを眼の当りにして本当に感心しました。今更ながら熊惑は我々群惑にとって手強い相手だなと肝に銘じました。
　今後も熊惑のさらなる発展を願うと同時に私達群惑との交流を一層強め両県の次代を荷うラガーの為に頑張って行きましょう。
　熊惑創立二十周年おめでとうございます。
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