ふるさとは遠きにありて
魚津不惑R F C
岡木勝行

 魚津不惑RFC創立20周年おめでとうございます。
 中学校まではサッカー少年の私が、高校に入り先輩からの強い勧誘で始めたラグビーも現在34年目を迎えました。
 始めたころは、これ程長く続けられるスポーツとは思いませんでしたが、「高校」、「社会人」、「不惑」と、それぞれの年代で、それなりにラグビーを楽しむことができました。
 高校生からこれまで長きに渡り、ラグビーを続けてこられたのも諸先輩方やクラブの仲間の、おかげと感謝しています。
 若い時は勢いでプレーをして試合に勝つ事だけを目標としていたようでしたが、魚津不惑クラブでは練習や交流試合、その後の懇親会とクラブの仲間と楽しくプレーし、楽しく懇談しラグビーを通じて充実した時を過ごせていたように思います。
 その充実した時も今は、仕事の関係で単身大阪での生活となり、週1回の練習や懇親会に参加する事ができず残念です。
 勢いでプレーしていたラグビーも今は、ラグビーのプレーは勿論のこと仲間と過ごす中で色んな楽しみを得て、今のライフサイクルには欠かせないものになっていたのだなと、大阪に来て痛感しています。
 地元で生活していた時は、「ふるさと」と思う事はありませんでしたが、今まであたり前に出来ていた事があたり前に出来なくなって強く「ふるさと」を感じています。
 大阪にも不惑のチームは沢山あり、大阪でラグビーをする事はできますが、これまで続けてきた仲間以外のチームで活動するのはあまり気が進みません。
 魚津から大阪と地域的な距離は遠くなりましたが、チームの一員としての距離は変わっていないと思います。
 練習や試合には毎回参加する事はできませんが、今後も魚津不惑クラブの一員として仲間とワイワイガヤガヤと楽しませて頂きたいと思います。
 のびのびとするこのチームが、今後もいろんな仲間を受け入れ、大きくとか、強いとかだけでなく,あってよかったというラグビーチームで存在し続けて欲しいと大阪単身赴任で心のそこから願い、この20周年記念に心からお喜びを述べさせて頂きます。
魚津に戻ったら、またお願いします。

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