| 星座 Constellation |
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| 星座は英語でコンステレーションという。語源は後期ラテン語のコンステラーティオ一で、意味は「星(ステラ)の集まり」である。 銀河はギャラクシーという。これほ後期ラテン語のガラクシアスからきている。その語幹ガラgala (造語形ガラクトgalakto-) は、もともとギリシア語で「乳」を意味する。乳糖を分解して得る単糖類ガラクトースの語幹も同じである。伝説では、ギリシア神話最大の英雄へーラクレースが生まれたとき、その子を不死にするため、女神へーラーが眠っていたとき、ヘルメースが赤子に乳を吸わせた。へ-ラーが気付いて赤子を払いのけたがすでに遅く、ほとばしり出た乳が天の川(銀河)になったという。英語ではミルキーウェイというが、これはラテン語ヴィア・ラクテア(乳の道) の訳であると、研究社大英和に出ている。 なお、星雲は英語でネビュラといぅが、これはラテン語そのものからの借用で、もとの意味は 「もや」「霧」「雲」などである。 現在国際的に認めぢれている星座の起源は、古代メソポタミア時代にさかのぼることができるが、インドや中国、マヤなどにそれぞれ独自の名称と範囲の星座があった。日本は江戸時代までは主に中国から星座や星の名を学んだ。一部仏教経典からのものもあっただろう。 現在国際的に８８の星座が登録されている。すべてをあげればきりがないが、地球の大陸と人間の分布が北半球に多かったため、また文明的に発達していたため、北半球の位置から見える天空の明るい星と、その集まりに名が付けられた。北半球から見える星座の多くは、ギリシア・ローマ神話に出て来る神々や人間、動物や想像上の怪物の名前が付けられた。アンドロメダAndromeda やカシオペアCassiopeia、ケフェウスCepheus、ペルセウスPerseus、牡牛Taums、牛飼Bootes、大熊Ursa Major、オリオンOrion、蟹Cancer、ヘルクレスHercules、ケンタウロスCentaurus、双子Gemini、御者Auriga、琴Lyra、大犬Canis Major、海蛇Hydra、白鳥Cygnus などである。 南半球から見える星座は、大航海時代の西洋人 (ポルトガル人やスペイン人)たちが今までに知らなかった星の集まりに名を付けて一般化したものが多い。このため、航海用の道具や新大陸の動物などの名が付けられた。帆Vela. 望遠鏡Telescopium、鳳凰Phoenix、ポンプAntla、水蛇Hydms、南十字Cmx、南三角Triangulum、羅針盤Pyxis、竜骨Carina、レチクルReticulum、インディアンIndus、画架Pictor、旗魚 (かじき) Dorado、カメレオンChamaeleon、巨階鳥Tucana、孔雀Pavo、顕微鏡Microscopium、コンパスCircimus、定規Noma、時計Horologium、飛角、Volans、蝿Musca、などなど。 それらのうち、太陽が一年を通して見かけの移動する範囲にある星座を一年の12ケ月に振り分けて黄道12宮と名付けた。太陽は春分の日と秋分の日に赤道の真上にくる。そして夏至の日に最も北に、冬至の日に最も南にある。この北限と南限の緯度の仮想した線を北回帰線と南回帰線と呼ぶが、英語では北をthe Tropic of Cancer、南をthe Tropic of Capricom という。夏至のときは蟹座のところに、冬至のときは山羊座のところに太陽があるからである。tropic は普通は 「熱帯」と訳すが、語源をたどればギリシア語のtropikosで 「折り返す、向きを変える」といぅ意味がある。つまり、南北の回帰線の内側が地球上の暑いところ、すなわち 「熱帯」と解すれば納得できるのではないか。研究社の大英和辞典には第一に 「回帰線」と示し、次に[the 廿opics]を「熱帯地方」とし、第三に 「転回点、限界」と出ている。また、コンサイス・オクスフォード辞典には 「赤道から23 度27 分の北(〜of Cancer)と南(〜of Capricom)の平行する緯度線」とあり、次にthe tropics,region beween these にれらの間の地域= the tropics)と出ているので、英語では本来熱帯地方は複数で表すのだということがわかる。それにしても、オクスフォード辞典の説明は外国人にもT寧でわかりやすい。 黄道１２宮は春分点から白羊宮、金牛宮、双子宮、巨蟹宮、獅子宮、処女宮、天秤宮、天轍宮、人馬宮、磨轍宮、宝瓶宮、双魚宮と名付けられているが、最近の星占いなどでは、牡羊座、牡牛座、双子座、蟹座、獅子座、乙女座、天秤座、轍座、射手座、山羊座、水瓶座、魚座というのが一般的である。ラテン語学名はAries, Taums, Gemini, Cancer, Leo,Virgo, Liba, Scopius, Sagittarius, Caprcomus, Aquarius, Pisces となる。 [2011.5.11] (用語) 星座(E.)constellaton;コンステラーティオ一(L.) constellatio;星(L,)stella; 銀河(E.)the Galaxy;ガラクシアス(L.) galacxias;ガラクトース(E.) galactose; ミルキーウェイ(E.)the Milky Way;ヴィア・ラクテア(L.) via lactea; 星雲(E.) nebula; |
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